いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

高血圧症
 日本人の四分の一が高血圧症で、実際に治療している人は、その半分とされます。高血圧は、自覚症状がないまま動脈硬化を進行させるため、サイレントキラー(静かなる殺し屋)と呼ばれます。大半は原因不明です。
 高血圧症の基準は上が一四〇、下が九〇以上です。白衣を見ると血圧が上がる人もいますので、家庭血圧を測定する習慣が望まれます。血圧値の上昇や下降に一喜一憂するのではなく、脳、心臓、腎臓など大事な臓器の合併症に注意を払う必要があります。
 高血圧治療の基本は生活習慣の改善で、減塩をまず心掛け、食塩の摂取量は一日一〇グラム以下が目標です。治療薬は尿を出す薬、心臓の力を調整する薬、動脈を拡張する薬、血圧を上げるホルモンを抑える薬が用いられます。
 高血圧は長い期間治療してこそ意味があり、薬で血圧が下がったらすぐ通院をやめるのはいけません。
 人間は血管から老いるのです。直接血管を傷める高血圧を治療することは、ある意味長生きの秘けつといえるでしょう。

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