いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

しゃっくりの止め方
 しゃっくり(吃逆)は横隔膜の間代性けいれんによって起こる現象で、声門の反射的閉鎖を伴うため、特有の叫声を発します。多くは両側性ですが、一側性のこともあります。しゃっくりは健常人にはっきりとした原因もなく一過性に起こることもあり、また胃腸障害に伴って起こることもあります。
頑固なしゃっくりは腹膜炎の際にみられます。そのほか脳炎、脳腫瘍、尿毒症のように中枢性にしゃっくりを起こすこともあります。
 さて止め方ですが、軽度のものは単に数回の深呼吸や水を飲ませる程度で消失します。頑固なしゃっくりに対しては、一般的に満足すべき治療法はありません。舌のけん引、頚部における横隔神経の圧迫、胃洗浄などの理学的療法が奏効する率があります。また炭酸ガスの吸入や紙袋を口にあてて呼吸させることなども試みて良いでしょう。薬物療法としては鎮痛・鎮静薬が用いられ、さらに頑固なときには、モルヒネなどの麻薬が用いられます。頑固なものには横隔神経の遮断術が試みられますが、両側性の場合は適応は慎重に決めるべきです。
 これまでの治療の経験から、頑固なしゃっくりも次の処置でほぼ確実に止めてきました。ガーゼと割りばしを用意します。舌を思いきガーゼでつまみ引っ張ります。上口がいを割りばしの先にガーゼを巻いてやさしくなでてください。止まりすョ。

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