いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

心臓病と納豆
最近よく「心臓が悪い人は納豆を食べてはいけないのですか」と質問されることがあります。結論から言いますと、そんなことはありません。
 心臓病の患者さんなどで、血のかたまり(これを血栓と言います)ができやすい方がいますが、このような患者さんに「ワーファリン」という薬を飲んでもらうことがあります。このワーファリンは、血液を固める役割を持つビタミンである「ビタミンK」の働きを抑えます。これによって血液を固まりにくくし血栓ができるのを防ぐのです。ところが納豆に含まれる納豆菌は、このビタミンKを作る働きがあります。つまり納豆は、せっかくのワーファリンの作用を消してしまうのです。このためワーファリンを飲んでいる患者さんには納豆を食べないようにしていただいています。
 以上でお分かりいただけたかと思いますが、心臓が悪くてもワーファリンを飲んでいなければ、納豆を食べても構いません。外国の方は納豆を食べる習慣がないので、面倒がなくていいですね。
 なお、ワーファリンに似た名前の薬で「バファリン」という薬があります。もともとは痛み止めですが、血栓の予防にも使われることもあります。この薬は納豆とは関係しませんので間違わないようにしてください。

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