いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

夜尿症(おねしょ)
Q 夜尿症の定義は。
A 睡眠中に排尿してしまうことを夜尿 といいますが、五〜六歳を過ぎても夜尿 が多い場合を夜尿症といい、生活改善や 治療の対象としています。六歳で六〜一 五%、十歳を過ぎると二〜三%、大人で は一%といわれています。神経や泌尿器 に原因があり、日中にお漏らしする遺尿 症とは区別して扱われます。
Q 夜尿症の原因は。
A 赤ちゃんはみんな夜尿がありますが、 成長とともに膀胱の容量が増大し、尿量 を減らす抗利尿ホルモンも夜間に多く分 泌されるようになり、次第に夜尿が少な くなります。夜尿症には幼児期から続いて夜尿が多い一次性夜尿と、一年以上な かったのに夜尿が再発する二次性夜尿が あります。大部分は一次性ですが、精神 的なストレス、糖尿病や尿崩症などの病 気が二次性の原因となります。一次性夜 尿症は多尿型(ぐっしょり型)と頻尿型  (ちょっぴり頻尿型)とその混合型に分 けられます。
Q どんな治療が必要ですか。
A 膀胱機能の未熟性や、水分塩分摂取 過剰などの生活習慣が原因であり、病型 によって治療が異なります。『あせら ず』『おこらず』『おこさず』が治療の 三原則とされます。多尿症では水分塩分 の過剰摂取の注意、頻尿型ではぎりぎり まで排尿を我慢して膀胱容積増大を図る こと、両方とも就寝前の完全排尿が大切 です。薬としては抗コリン薬、三環系抗 うつ剤、抗利尿ホルモン点鼻薬などが使 われます。

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