いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

エコノミークラス症候群
長年の夢、ヨーロッパ旅行から成田空港へ戻った途端、急に息苦しくなり入院。エコノミーに限らぬが長時間座り続けた結果、足や骨盤内の動脈に血の塊(血栓)ができていたものがタラップを降りるときにはがれて血流にのり、肺の動脈を詰めてしまう病気です。お産や手術のあとトイレに歩き始めるときに起こることもあるので、病院ではなるべく早くベッドから起きるように指導します。まだ傷口が痛むのにと不満の人もいますが仕方ありません。
 長年立ち仕事を続けた人、子どもをたくさん生んだ人などのふくらはぎの静脈が脹れている(静脈瘤)ことがあります。表面の静脈なので血栓がとぶことは少ないし、もしとんでも肺はもともと血栓を溶かす能力を持っています。深い部分の静脈の血栓が問題なのです。もしこれが見つかれば、お腹の部分の静脈に金属のフィルターを入れておけば心配ありません。また、海外旅行のときも弾力ストッキングとか、足の運動を欠かさない、水分補給などなど予防法はあるようなので試みましょう。

健康情報メニューへ