いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

心房細動と心室細動
 同じ細動の不整脈ですが、大きな違いがあります。細動というのは期外収縮が同時多発ゲリラのごとく発生するもので、心房細動では不規則ながらも心臓は収縮を続けます。
 しかし、心室細胞はいわゆる心臓マヒの状態で、電気ショックなしでは救命できません。心房細動の原因は、心臓それ自体が弱ってなる場合、甲状腺の病気に合併、アルコールの影響、加齢など原因が不明なものなど多彩です。病状は動悸が多いですが無症状の人もいます。心房の壁が細かく振動しここに血栓が付着しやすく、これが剥がれて脳や手足、内臓などの動脈を詰めることがあります。高齢者の脳梗塞の原因の一つです。よって、なるべく早く薬や電気ショックで整った脈に戻す努力をする必要がでてきます。古くなると治せないので、血栓の予防に努めることになります。
 三種類の薬のうちどれかが用いられますが、そのうちの一種類は納豆が禁止されます。納豆自体が悪さをするのではなく、薬の作用に拮抗するからです。血栓の危険は七十%減少しますが、年一%、出血のリスクが出てきます。 不整脈と思ったら、専門医の診察を受けることをお勧めします。

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