いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

子どもの結核とBCGについて
Q:結核はどんな病気ですか?
A:結核は結核菌による伝染病で、排菌し ている患者から出された結核菌は空気中 に漂って空気感染を起こす怖い病気です。 初めて感染を受けた時に発病する一次結 核症と、感染しても発病せずにいたもの が後から発病してしまう二次結核症とが あります。小児とくに乳児の結核は家族 からの感染がほとんどで、免疫の弱い乳 児では結核性髄膜炎など重症な結核にかかり死亡したり後遺症を残してしまうことがあります。結核の大部分は肺結核として発病しますが、体のどこにでも結核は起こります。
Q:子どもの結核は多いのですか?
A:かつて日本では二十歳までに半数以上 が結核に感染していましたが、今では一%以下に減少し、五歳から十四歳までの結核発病者が平成十二年には全国で百十七人まで減少しています。小児結核は著しく減少したものの乳児の重症結核は依然として減少していないことが問題とされています。
Q:BCGは有効ですか?
A:結核を予防するためのワクチンがBCGです。肺結核の予防効果は低いものの乳児の重症結核の予防には有効であることが証明されています。小児結核の減少とツベルクリン反応による検診の弊害から平成十五年から小中学校でのツベルクリン反応・BCGが廃止されました。平成十七年度からは、BCGの予防接種は出生直後から六力月未満までの乳児へのツベルクリン反応なしの直接接種に変わります。

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