いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

心不全
 心臓病の最大の合併症の一つです。急性心不全は心筋梗塞に伴いやすく、症状は激しい呼吸困難で、横になれないほど苦しがることもあります。このときは無理に寝かせてはいけません。至急、救急車で病院に運び、酸素吸入やモルヒネ、利尿剤、強心剤の点滴を受けなければ命にかかわることもあります。
慢性心不全は高血圧や弁膜症、心筋症などに合併してくるもので、心臓が弱ってきていることによります。以前は強心剤で治療しましたが、やせ馬に鞭打つようにかえって長持ちしないことが分かってきました。慢性心不全では体中にいろいろなホルモンが溢れていることから、これらを中和するような薬で治療するようになってきました。以前は心不全には使ってはいけないとされた薬が心不全治療薬として認可されたものすらあります。もちろん、入院してごく少量から使うので専門医に任せるべき治療法です。
それでも、極めて重症の心不全の方には心臓移植しか方法がありませんが、日本ではまだまだの感があります。それよりも遺伝子を用いた再生医療に期待していきたいです。 

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