いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

心臓神経症
 胸痛、動悸(どうき)、息苦しさを訴えているのに検査上まったく異常のない人がいます。受診する科によって、パニック障害、神経循環無力症、シンドロームィ、ときには更年期障害と診断されることもあります。これだけいろいろな病名が付くということは、原因、背景が多様ということで、不安やストレス・抑うつが関係したり、体質や性格、年齢にも影響されたりします。身内の心臓病や仕事のトラブルが引き金となることも多いです。
きちんとした検査を受け、十分に説明されることが基本で、必要に応じて心療内科や神経科とも相談します。
普通は心配ないとの説明で納得されますが、症状が残る場合、抗不安剤やβ遮断剤という心臓や神経にブレーキをかける薬で治療します。
更年期の女性の心電図異常、ST変化はよく見受けられますが、原因はよく分かっていません。エストロゲンというホルモンの減少と関係しているようです。冠動脈の検査では太い血管に異常がないので、おそらく微小血管の血流に障害があるのでしょう。きちんとした検査を受けておけば心配ありません。