いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)
Q 慢性閉塞性肺疾患とはどんな病気ですか。
A 肺気腫と慢性気管支炎の総称です。この2つの病気を区別するのは難しく、多くの場合が合併しているので、医療関係者の間では、このような用語を使うようになってきています。
 大部分は喫煙の結果起きた病気で、慢性のせきや痰、息切れが主な症状です。肺気腫はタバコの煙などによって肺胞という酸素と炭酸ガスを交換する小さな袋が破壊されて空洞になってしまう病気で、このようになってしまった肺胞は元に戻らず、空洞(気腫)は肺としての働き(酸素と炭酸ガスの交換)を無くし、実質的に肺の体積が減少したことになってしまいます。肺のCTを撮ると、肺気腫の部分は黒く抜けて見え、実質的に肺が無くなっていることが分かります。近年このCOPDの患者が増えてきています。
Q どんな治療法がありますか。
A 気管支を広げる薬を飲んだり吸入したりしますが、禁煙が何より大事です。病気が進行して呼吸困難が強くなった患者には、自宅で酸素を吸う在宅酸素療法という治療法が健康保険で認められるようになりました。
 禁煙を助ける治療法として、ニコチンのガムと貼布剤があります。医療機関に相談してください。