いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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エビデンス・ベースト・メディスン(根拠に基づく医療)

 『○○は身体に良い』『△△健康法』『太り過ぎのあなたに□□』
 現代はこんな健康情報があふれています。テレビや新聞でも毎日のように目にしますが、中には怪し気な内容のものもあります。さて、わたしたちは、たくさんの情報の中からどれを信用したら良いのでしょう。
 そこで最近、医学的に重要視されているのが「エビデンス・ベースト・メディスン」です。英語のまま使われることも多いのですが、日本語にすると「根拠(エビデンス)に基づく医療」ということになります。
 例えば『ある病気の人が百人いて、ある薬で治療したら九十九人が治った。だから百一人目の患者さんは九十九パーセントの可能性で治るはずだ』と考えるのがエビデンス・ベースト・メディスンです。客観的な考え方といえるでしょう。
 一方『百人のうち、ひとりの患者さんが治った。だから他の九十九人も治るはずだ』と主張する人もいます。しかしこの考え方は患者さんの個体差、個性を無視しています。『ある人に赤い服が似合
うから、全員赤い服を着ればい
い』と言っているようなものです。客観性がなくエビデンスに基づいていないわけです。
 一度、身の回りの健康情報について、そのエビデンスを考えてみてはいかがでしょうか。皆さんが受診される医療機関では、基本的にエビデンスに基づいて診療が行われています。

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