いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

じん肺
Q じん肺とはどういう病気ですか。
A 粉塵を吸う仕事に長期間従事したために肺に粉塵が沈着し、そのための変化により起こった肺の病気をじん肺といいます。Q どんな仕事に従事するとじん肺になるのでしょうか。
A いわきには炭鉱があって、そこで多くの人が働き、石炭のほこりを長年吸ったためにじん肺になった人が多くいました。その他トンネル工事や工場、石材加工、建築現場など、ほこりを吸うさまざまな仕事が原因になります。
現在は、じん肺にならないように法律で防塵マスクや排気装置などの規則がありますが、昔は規制が甘かったのでじん肺患者が多く発生しました。現在は昔ほど、新しく発生するじん肺患者は多くなくなりました。Q じん肺になるとどんな症状がありますか。
A じん肺も軽いうちは症状も無く、健康な人と同じに生活できますが、ある程度以上進行すると、咳や痰、息切れが出現してきます。また、じん肺の人は健康な人に比べて、肺炎や結核、肺癌になる確率が高く注意が必要です。  
じん肺で治療が必要な人は、労災保険で医療費が全額補助されます。炭鉱で働いたことがある人が年齢を重ねていくと、咳や痰、息切れなどの症状が出て来ることがあります。そのような人には呼吸器科での受診をお勧めします。