いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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不眠の話

 何らかの不眠を感じている成人は二割強も存在します。主な理由に「早く眠ろうとするとますます眠れない」という事象があげられます。ベッドで過ごす時間は年齢とともに長くなるにもかかわらず実際に眠っている時間は逆に短くなります。ところが早く眠ろうとすると、人は「普段眠りに就く二〜四時間前が最も寝つきにくい」性質があるためますます眠れなくなり、「不眠」を感じるというものです。もう一つ「長く眠ろうと無理をすると質が低下する」ことも中途覚醒などの不眠を生じやすくすると考えられます。臨床的特徴は、高齢者に多く、床上時間が長いと起こりやすく、尿が近いなどの身体的問題が関与し、心理精神医学的問題や日中の運動量との関係が挙げられています。
睡眠時間が長いほど熟眠感が得られるわけではなく、長く眠れば健康になるわけでもありません。寝つきを良くするには、@昼寝は午後三時より前に三十分以内A寝つき前は刺激を避けてリラックスB満腹・空腹は眠りを妨げるC眠くなってから就床D三十分寝つけなかったら床を離れるE休日でも起床時刻を一定にするー日常これらを実践することが大切で、眠くないのに無理に眠ろうとするのは逆効果と言えます。

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