いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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糖尿病の合併症

 糖尿病を治療しないで高血糖を放置すると、さまざまな合併症が起こ ります。
 細い血管に起きるのはまず、糖尿病網膜症です。眼の奥の網膜の細い 血管に小さなこぶができ、さらに進むともろくなったこぶが破れて出血 します。この結果視力が低下し、最悪の場合は失明します。また、腎臓 の微細な血管にも障害を及ぼし腎機能を悪化させます。これは、糖尿病 腎症といわれます。腎症はゆっくり進行するためかなり悪化するまで発 見されず、気が付くとむくみや貧血があり、やがて尿毒症になり、血液 透析が必要となります。そして、神経障害があります。神経が障害され ると足のしびれや痛みで悩まされます。さらにひどくなると痛みに対す る感覚が麻痺して足にできた傷に気付かず、ばい菌が入って潰瘍を作っ たり、壊疽になったりする場合もあります。
 また、太い血管が侵されると動脈硬化を起こします。死亡原因の上位 にある心臓疾患や脳疾患の原因は動脈硬化にあります。糖尿病としては 軽いなと安心して放置していると心筋梗塞や脳卒中が起こってしまうこ とになりかねません。
 糖尿病を放置しておくことは、これらの合併症になる危険が高いとい うことを肝に銘じておきましょう。

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