いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

肺がん
Q 肺がんは増えているのですか。
A 日本の癌による死亡で男性は肺がんが第一位、女性では第三位で年間約五万五千人が肺がんで死亡しています。新患患者数は十年後には一年間に男性十一万人、女性三万七千人と予想されています。
Q なぜ増えているのですか。
A 今までは発生前に他の疾患で死亡していた人が多かったのですが、高齢化が進んだために発生数が増加したこと。特にタバコとの関係が明らかで、喫煙者は非喫煙者の四〜五倍も肺がんの発生率が高くなります。喫煙者は年齢が高くなるとともにその喫煙総数は増えることになるのですから肺がんの発生は留まることがなくなるのです。
Q タバコを止めれば肺がんにならないのですか。
A 非喫煙者に発生する肺がんもあります。肺がんの発生原因は不明で、喫煙以外に大気汚染や遺伝的素因、肺疾患に二次的に発生するものなどさまざまです。しかし、日本からタバコが無くなれば肺がんの発生は男性で現在の七五%、女性で一五%減少します。また、現在喫煙している人は、禁煙しても今までタバコを吸った数と危険率は相関しますが、禁煙後は発生危険率の増加を抑えることが可能となります。
Q 喫煙者の傍にいるだけでも肺がんになるのですか。
A 間接喫煙ですね。喫煙者のはき出す副流煙でも肺がんは発生します。喫煙者は自分以外に煙を吸わせないように心がけるべきです。