いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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糖尿病の治療目的と治療法

 糖尿病は、血糖値が多少高くても自覚症状はほとんどないので、治療を中断する方が非常に多いのです。しかし、自覚症状がない程度の高血糖でも血管がもろくなるので、さまざまな糖尿病合併症が起きてきます。合併症はある程度進むと進行を食い止めることができません。自覚症状がないのに糖尿病を治療するのは、合併症を起こさないようにするためなのです。
 糖尿病は不治の病気といわれてきました。確かに完全に治すことはできませんが、発病した時から治療をきちんとすれば、合併症を予防することはできます。それには、血糖値を正常まで下げることです。これを血糖コントロールといいます。正しい血糖コントロールを続けていけば合併症を防ぐことができ、普通の人と変わらない生活ができます。しかし、治療を中断してしまえばもとの高血糖に戻ってしまいます。
 生活習慣病に含まれる2型糖尿病では、食事療法と運動療法でインスリンの働きをよくすることが基本です。糖尿病の初期の段階では薬が必要になる場合はほとんどありません。ある程度糖尿病が進んで食事療法、運動療法だけでは十分な血糖コントロールができない時に薬を用います。薬は大きく分けて飲み薬とインスリン注射の2つがあり、病状に応じて処方されます。1型糖尿病では体内でインスリンがほとんど作られないので、インスリン注射を行います。

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