いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

肺結核
Q 肺結核の患者は多いのですか。
A わが国では徐々に減少しており、市内でも、痰(たん)から結核菌が見つかったために入院している人は、現在十人未満となっていますが、最近は減少傾向が鈍化しています。また、発展途上国における結核は多く、国際交流が活発化する中で注意を要します。
Q どんな時に結核を疑いますか。
A 風邪の症状は、たいてい二週間で落ち着くので、咳(せき)・痰・発熱・胸の痛みなどの症状が、たとえ軽くても二週間以上続くときは、かかりつけ医などでの胸部エックス線検査をお勧めします。
Q どのようにして結核になるのですか。
A 結核患者が咳をしたり話したりして生じる飛沫(ひまつ)に結核菌が含まれる場合、これを吸い込むことにより感染します。しかし、感染すなわち発病ではありません。感染を受けた人の数%から一〇%程度が、一生のうちに発病するといわれています。
昭和初期以前には、劣悪な環境や栄養、長時間にわたる集団労働により、おびただしい数の若者が発病し、その多くが死亡しました。現代において結核が発病するのは、主に中高年の世代です。この世代は、以前に結核菌に感染していた率が高く、眠っていた菌が加齢とともに目覚め、発病に至ることがあるのです。
Q 結核は治るのですか。
A 優れた薬があり、六カ月から一年の間きちんと薬を使えば、多くの場合治ります。