いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

インフルエンザ
Q 普通のかぜとどう区別するのですか。
A インフルエンザでは、高熱・頭痛・筋肉痛などの全身症状が急激に出現し、ついで呼吸器症状がみられることが多いのですが、確実ではありません。診断をつけにくい場合は、鼻腔ぬぐい液を迅速診断キットで調べます。三〇分以内に結果が出ます。
Q どんな危険が伴いますか。
A 多くの場合自然治癒しますが、問題は合併症のみられる人がいることです。特に、高齢者では肺炎に、五歳以下の小児では熱性けいれんや脳症に注意が必要です。肺炎や脳症で死亡することもあります。
Q インフルエンザの時に使う薬は。
A 症状が始まってから四八時間以内に抗インフルエンザ薬を開始すると、症状のある期間が短縮し合併症の出現が減少します。解熱鎮痛薬は必須ではなく、この薬のグループにはインフルエンザの経過に悪い影響を与える薬も含まれます。痰(たん)が黄色になったり、強いのどの痛みがみられたりするときは細菌が混合感染している可能性が大きく、細菌を抑える抗菌薬も必要になります。
Q どのように予防するのですか。
A マスクをすれば、患者からの飛沫(ひまつ)の吸入を減らすことができます。ウイルスのついた手が鼻や口に触れて感染することもあるので、手洗いも有用です。インフルエンザワクチンは、発病の危険は半分程度にまでしか下げませんが、高齢者の死亡の危険を五分の一にするとされています。