いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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家庭血圧のはなし

 家庭用血圧計の普及に伴い、家庭で簡単に血圧が測れるようになりました。これらの器械は、病院などで使われている水銀血圧計を用いた測定値に近似するようにプログラムされた血圧計ですが、最近の器械はおおよそ同じ値が得られるようになっています。
二〇〇四年、日本高血圧学会は高血圧の新しいガイドラインを発表しましたが、家庭血圧での高血圧基準が示されています。病院外来の基準では、140/90mmHgを越えると高血圧とされますが、家庭血圧ではそれより低く、135/85mmHgを越えると高血圧とされます。これは、外来で緊張した血圧に比べ、家庭での血圧は一般に低く、この血圧値を超えた人では心臓病や脳卒中といった血圧と関連した病気の発症頻度が高くなることがわかったためです。一方、外来血圧は良くても、家庭血圧が高いという病態(仮面高血圧)もあることがわかってきました。血圧はストレスなどさまざまな要因でダイナミックに変動することから、治療の判断に家庭血圧を参考にすることもあります。
冬場は、寒さにより血圧が上がりやすく、脳卒中などの事故も発生しやすい時期です。是非家庭でも血圧を測定してみましょう。ただし、指や手首で測る血圧計も市販されていますが、血圧値は上腕での測定値が基準となっていますので、できれば上腕用の血圧計を用いてください。血圧が高い場合は、医療機関を受診されることをお勧めします。

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