いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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インスリン療法

 糖尿病は膵臓からのインスリンの分泌が不十分なため起こる病気です。その不足するインスリンを注射によって体外から補い、血糖管理をするのがインスリン療法です。
 膵臓からのインスリン分泌がほとんどない1型糖尿病では、もちろんインスリン注射は不可欠です。
 2型糖尿病でも飲み薬で治療効果がみられない時には、インスリン注射をします。高血糖状態が続くとインスリンの作用自体が落ちる場合がありますが、インスリンを用いていったん血糖値を下げると、膵臓からのインスリン分泌が再び回復し、インスリン注射を中止できる場合もあります。
 また、手術や重症の感染症、妊娠中の場合では一時的に、また腎臓や肝臓に重い障害がある場合もインスリン療法を行います。
 インスリン製剤は血糖を下げる作用時間の長短によって、超速効型や速効型、中間型、持効型、さらにそれらを混ぜ合わせたものがあります。一日三回食前に速効型や超速効型を注射する3回法、それに中間型や持効型を睡眠前1回追加する4回法など、生活スタイルに合わせた最適なインスリン療法が組み立てられるようになりました。
 現在のインスリン注射器は工夫がされていて、誰でも簡単に扱えます。インスリン療法の導入は外来でもできますので、医師に勧められたらできるだけ始められた方がいいと思います。

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