いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

睡眠時無呼吸症候群
Q 父は寝ているときにいびきをかき、時々息が止まっていますが、病気ですか。
A 睡眠時無呼吸症候群という病気の可能性があります。睡眠時無呼吸症候群とは、いびきをかく人の約四割に認められる病気です。無呼吸とは十秒以上、呼吸が止まる状態のことです。これが一晩に三十回以上、または一時間当たり五回以上ある時、睡眠時無呼吸症候群といいます。一時間当たり二十回以上無呼吸があると、数年後に生存率(生きている人の割合)が下がってしまいます。これは無呼吸があると酸素が入らなくなり、これが多いと心臓に負担がかかってしまうからです。血圧も高くなります。
Q どんな症状ですか。
A この病気の特徴として、肥満や下のあごが小さい人、あるいは鼻づまりがある人に多く、毎晩いびきをかいて、昼間眠気が強く、大事な用事や仕事中に寝てしまうことがあります。重症になると運転中寝てしまい、交通事故を起こしてしまうこともあります。アルコールを飲むと悪化します。
Q どんな治療法がありますか。
A 検査で重症の睡眠時無呼吸症候群と分かったら、シーパップという治療で無呼吸を劇的に減らし、生存率を改善することが可能です。これは鼻にマスクを付けて機械から空気を送り込み、のどを広げる治療法です。家族でこのような人がいるときは教えて上げて、専門医で検査を受け、適切な治療を受けるようにしてあげましょう。