いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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糖尿病の検査

 糖尿病と診断された方は、治療効果の確認と合併症のチェックのため、定期的に検査を受けてください。糖尿病は自覚症状が少ないので、血糖コントロールの良しあしや合併症の有無は検査をしないと分かりません。
 血糖検査は、食事や運動だけでなくストレスや体調によっても左右されますので、血糖レベルの瞬間値です。その時点での血糖値しか分からないのです。普段の血糖コントロールの状態をみるには、HbA1cが有用です。HbA1cは検査時点から過去一〜二カ月間の血糖値の平均を表します。合併症を起こさないためには六.五%以下を目標にします。
 血糖コントロールが極端に悪い時には、インスリンの作用が不足しています。その時にはブドウ糖がエネルギー源として利用できませんので、代わりに脂肪がエネルギーとして利用されます。その時、血液や尿からケトン体が検出されます。ケトン体が増え過ぎると昏睡などの危険な状態になることもあるので、必要に応じて検査します。
 さらに糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害、動脈硬化症など、ご存じのように糖尿病にはさまざまな合併症があります。しかもかなり進行するまで、それらは自覚症状がほとんどありません。したがって定期的に合併症の検査を受けて早期発見に努めることがとても大切です。

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