いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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手足にけがしたときにどうするか

 仕事中や遊んでいるときなど、手足はいつもけがの危険にさらされています。今回は、けがをしたときの手当てについてお話しします。
 手足には動脈や神経、腱(けん)など大切なものが皮下の浅いところにあり、損傷を受けることがしばしばあります。太い血管が損傷を受けると出血も多くなります。このような時は「けがをした場所より心臓に近い動脈を圧迫するとよい」と言われますが、実際にはかえって出血が増えることも多く、慣れない人にはあまりお勧めできません。実際には傷にガーゼや布をあて、直接圧迫することが一番出血を少なくできる方法です。出血が多いときは救急車を呼んでください。動脈が切断されると、その先に血液が流れなくなり細胞が死んでしまうことがあります。このような場合は、血管をつなぎ直します。指の血管は直径が1〜2ミリと細いので顕微鏡を使って細い糸を使います。
 手(指)の神経や腱が切断されることもあり、指の感覚がない、動きが悪いという場合は神経や腱をつなぎ直す手術が必要になります。
 手足のけがは土などで汚染されていることが多く、洗浄が必要で、破傷風感染の危険もあるので、なるべく早めに近くの病院で見てもらってください。

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