いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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先天性の異常

 形成外科では先天性の異常に対しての治療も行います。いくつか例を挙げてみます。
口唇裂は上口唇が一〜二カ所で分かれている状態で、昔は手術後の変形が目立ったのですが、最近の手術法ではあまり目立たないように治すことも可能になってきています。生後二カ月〜二十歳くらいまで数回に分けて手術します。歯茎から奥が分かれている状態は顎裂(がくれつ)、口蓋(こうがい)裂といいます。一〜二歳で手術をしますが、手術後の言語訓練や歯列の矯正が必要になります。
多指症、合指症といった手(足)指の異常も比較的よく見られるもので、一〜三歳ころに余分な指の切除や、指の間の形成をします。
 耳の異常は最も多く、細かいものまで数えれば、二〜三人に一人程度は見つかります。とはいっても、治療の対象になるものはその一部で、耳の前に余分な耳がある副耳、耳の一部が皮膚に埋まっている埋没耳、耳の軟骨が小さい小耳症、耳の前に小さな穴が残る耳前瘻孔(ろうこう)などがあります。
 ここに挙げたものは比較的頻度の多いもので、出生一万人当たり一人〜数十人にみられます。最近は新しい治療法が工夫され、あまり目立たないように治せるようになってきています。

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