いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

健康情報メニューへ

床ずれの原因と予防

 最近の高齢化社会の問題のひとつが寝たきり老人で、床ずれも多くなっています。まず「なぜ床ずれができるのか?」ということですが、一般には体とベッドの間にはさまれて皮膚の血流が悪くなり細胞が死ぬことによりできるといわれています。実際には、それ以外に皮膚をずらす力の存在も床ずれの発生に悪い影響を与えているようです。
 治療は、浅いものでは、圧迫の解除やクッションを工夫することで改善することも多く、早期に発見して治療することが大切です。床ずれが深くなると外科的な治療も必要になってきます。床ずれには死んだ組織が残っていることが多く治療の障害になるので、ハサミやメスなどで切除します、そのあと軟骨、スプレー、被覆材などを使用して皮膚が再生することを期待します。
 それでも治らない場合は、手術が必要になります。床ずれの部分を十分に切除して、その近くにある筋肉と皮膚を利用して床ずれをふさぎます。
 床ずれは一度できてしまうと治療が困難でなかなか治りません。そこで早期発見、予防が大切になります、自分で寝返りができない人に対しては、時々姿勢を変えたり、軟らかいクッションを使ったりして、同じ部分に体重がかからないように注意してあげましょう。

健康情報メニューへ