いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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リウマチのはなし

 関節リウマチ患者数は人口比一%といわれておりますから、いわき地方でも三千人ぐらいの患者さんがいるものと思われます。関節リウマチほど、この十年で治療法が劇的に進歩した疾患も少ないのではないかと思います。当時がんは治ってもリウマチは治らないとまでいわれた治療が難しい疾患でしたが、現在は関節の変形や痛みで寝たきりになる人はあまり見掛けなくなりました。
 リウマチの治療は薬物療法が基本ですが、今回は最新の治療法の一つである生物学的製剤について述べてみたいと思います。リウマチは免疫反応によって関節を中心にサイトカイン(生体物質の一つ)という炎症を引き起こす微量タンパクが出てきます。これが痛みや炎症を引き起こす原因物質ですが、生物学的製剤はこのサイトカインを抑制する働きがあります。よってリウマチは鎮静化に向かいます。
インフリキシマブとエタネルセブトという二つの製剤がわが国でも承認されてきましたが、ただ残念なことには使用方法に種々の制約があってどの医療機関でも使えるというものではありません。かかりつけ医や医師会に問い合わせ、専門医の診療を受けることをお勧めします。
 東京のリウマチ専門病院へ行ったら、いわきの専門医を紹介されたという話を聞きます。いわきにもリウマチ専門医がおります、ということを付け加えておきます。

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