いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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機能再建手術

 外傷や手術などにより体の機能の一部を失うことがあります。そのような場合に行われるのが機能再建手術です。外傷での手指の一部欠損、悪性しゅよう腫瘍の手術での食道や舌欠損などの再建手術がこれにあたります。
 手指の欠損に対しては、足のゆび趾を移植して機能を再建します。整容的なものだけでなく、物をつまむ機能の再建を目指します。神経をつなぐことにより感覚の再建も可能です。悪性腫瘍の手術後の舌の欠損に対しては、おなかの皮膚と筋肉を移植、食道の再建に対しては前腕の皮膚や小腸の一部などを使って口からものを食べられるようにします。顔面神経まひ麻痺に対しては、足の神経を移植したり、足や背中の筋肉を移植したりして表情を再建します。   
このように書くと簡単なようですが、実際には移植した組織が生着するためには血液が流れることが必要で、それぞれ移植した組織を養う動脈と静脈を移植先の血管とつなぎます。機能再建の必要により神経、筋肉もつなぎます。血管は、直径が一〜三o程度と細いため顕微鏡を使います。
 ここにあげたものは一部ですが、技術や器械の進歩により、以前にはあきらめていたような機能障害に対しても再建が可能になってきています。

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