いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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前立腺肥大症

Q どんな病気ですか。
 前立腺肥大症とは、前立腺といって男性にしかない生殖器が肥大することにより、排尿障害が生じる病気です。前立腺は膀胱(ぼうこう)と陰茎の間に位置し、その中を尿道が貫いています。個人差がありますが、多くは六十歳を過ぎた頃から肥大し、排尿に伴うさまざまな症状が生じます。
Q どんな症状がありますか。
 最も多い症状が、頻尿、残尿感に代表される蓄尿症状です。また肥大した前立腺によって尿道が狭窄(きょうさく)し、尿の勢いがなくなります。さらに進行すると尿が全くでなくなる尿閉が出現します。
Q どんな治療法がありますか。
 軽度の前立腺肥大症で、頻尿や尿の勢いがやや悪い程度でしたら、まず薬
(α1ブロッカー)を内服します。薬を内服しても残尿(排尿後に膀胱に残っている尿)が多い場合や尿閉の場合は、内視鏡によって前立腺を削る手術(経尿道的前立腺切除術)を行います。
Q 特に注意することはありますか。

 前立腺肥大症は良性の病気ですが、時々前立腺がんが合併する場合があります。前立腺がんの早期発見のためには、PSA(前立腺特異抗原)を血液検査で測定する必要があります。PSAが高値の場合は、前立腺がんの存在が疑われますので、専門医を受診されることをお勧めします。


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