いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

健康情報メニューへ

救命の連鎖

先月AED(自動体外式除細動器)についてお伝えしましたが、心臓まひ(心室細動)の方を救命するためには、AEDがあれば万全なわけではなく、一刻も早い一一九番通報に始まり、心臓マッサージやAED使用、病院搬送が大切です。これを「救命の連鎖」といいます。
これまで病院外での心室細動について有効な治療手段はありませんでしたが、AEDの普及後、救命率が著しく向上したため、日本でもAEDの使用が認可されました。心室細動の治療方法はより早い電気ショックですが、その成功率は救急車到着までに半分以下に低下します。従って救急車が到着する前に傷病者の近くにいる方が、止まった心臓の働きを補うために心臓マッサージを行い、AEDを使用してできるだけ早く心室細動を治療することが重要です。
AEDは現在、病院や救急車はもちろん、空港や学校、公共施設など、人が多く集まる所を中心に設置が進んでいます。操作方法は音声案内してくれるため、比較的簡単に使用でき、自動解析で必要な時だけ働く仕組みになっているので安心です。
最近、市民の皆さんがAEDを使用して救命した事例も増えてきましたので「救命の連鎖」の手順を理解し、実行できることが最も大切です。心肺蘇生法は特殊な技能ではなく、皆さんがもしものときに家族を救うための大切な手段です。

健康情報メニューへ