いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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暑い夏にご用心

 地球環境の温暖化や都市化による高温で、近年増加しているのが熱中症です。熱中症は体の中でつくられる熱と、それを体の外に逃がす量のバランスが崩れて体温が上昇し、時には死に至る病気のことです。
八月ともなれば、東京や大阪などの大都市では、朝の七時前から三〇度を超える日も珍しくありません。よく学校の朝礼などで生徒が倒れる事故が起きると、その原因は、最近の子どもは体力がないからとか、朝食をしっかり食べないからとかいわれていました。しかしよく調べてみると、朝礼時にはすでに三〇度以上の高温になっており、いわゆる熱中症になっていたことがわかりました。 
熱中症を予防するには、なるべくこまめに休息を取り、水分を補給することが大切です。大量に汗をかくような場合には塩分の補給が必要となります。スポーツドリンクには塩分が含まれているものが多いですが、梅干しなどで補っても差しつかえありません。また、子どもは汗腺の発達が不十分なために、汗による体温調節が難しいとされています。この時期、自動車の車内に置き去りにされた乳幼児の熱中症による死亡事故が毎年のように起きています。
真夏は、ごく短時間で車内の温度が上昇し、十分少々で体温を超え、二十分後には危険な状態になっているといったデータもあります。涼しい車内で寝ているからとか、すぐに済む用事だからといって、乳幼児を車内に寝かせたまま置いていくことは非常に危険ですので、絶対にやめましょう。

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