いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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胸の救急疾患について

胸部には、心臓、肺、大血管など、生命を維持する上で大切な臓器があり、胸や背中の痛みを伴う病気には、命にかかわるものが少なくありません。代表的な疾患として心筋梗塞(こうそく)があります。
心筋梗塞とは、心臓自身に血液を送っている血管が詰まってしまい、心臓の筋肉の一部が死んでしまう病気です。そのため、血液を送り出すポンプとしての働きが不十分となったり、致命的な不整脈を起こしたりする大変恐ろしい病気です。典型的な症状として、胸部の圧迫感が有名ですが、のどが詰まる感じやみぞおちの痛みなどを訴える人もいます。
治療は、詰まってしまった血管をなるべく早く特殊な風船(バルーンカテーテルと呼ばれています)で広げ、血流を再開させることです。
 心筋梗塞のほか、大血管の壁に亀裂が入る胸部大動脈解離や肺動脈が詰まる肺血栓塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)なども急を要する疾患です。
いつもと違う突然の胸や背中の痛みに違和感を感じたら、救急車を要請することも考慮に入れて、迅速な対応が必要です。

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