いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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集団災害とトリアージについて

 地震や台風などでは、同時にたくさんの傷病者が発生することがあります。地域の救急診療能力の範囲を超えて患者が発生してしまうと、通常行われている適切な対応ができなくなってしまいます。こういった事態を集団災害と呼んでおり、限られた医療資源を最大限に活用し、一人でも多くの方を救命することが重要となります。そこで、トリアージが行われます。
 トリアージとは、あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、たくさんいる患者さんの重症度、緊急度をまず判断し、優先的に治療が必要な患者さんを選び出す作業をいいます。具体的には「トリアージタッグ」という識別票を用いて、重症群、中等症群、軽症群、死亡群に分けていきます。例えば、呼吸状態や血圧、意識に異常があれば、重症群と考えて、優先的に搬送治療を開始します。

 災害はいつやってくるか分かりません。日ごろの備えとともに、トリアージの考え方について知っていただきたいと思います。


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