いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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やけどについて

朝晩めっきり冷え込むようになり、たき火やストーブが恋しい季節がやってきます。と同時に、やけどを負う方が増える季節でもあります。
やけどとは、一般に熱作用により皮膚の構造や機能が破壊され失われる状態をいいます。重症度診断としては、年齢や部位にもよりますが、広さ(熱傷面積)と、深さ(熱傷深度)が大きくかかわってきます。
熱傷面積は、全体表に対するやけどの範囲をパーセントで表します。成人で20%以上、幼少児や高齢者では10%以上のやけどは重症と考えられます。
熱傷深度は大きく三段階に分け、T〜V度と表します。T度熱傷は、表皮のみのやけどで、皮膚は発赤するのみで、通常は瘢痕(はんこん)を残さず治癒(ちゆ)します。U度熱傷は水ぶくれができるやけどで、真皮まで障害を受けているもので、深さによっては瘢痕ケロイドを残します。V度熱傷は、真皮以下の深い所までやけどが及んでいるもので、通常は自然な表皮化を望めないため、皮膚移植などの手術が必要となります。
いずれの場合も応急処置として、水ぶくれはなるべく破らずに、水道水による冷却がよいとされています。ただし、高齢者や幼少児の広い範囲のやけどでは、体温の下がり過ぎに注意が必要です。
範囲が広い場合やU度以上の熱傷では、医療機関へ受診してください。

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