いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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骨折治療について

 救急医療には、優先順位という考え方がいろいろな場面で出てきます。一人の外傷患者の治療方針についても、基本的に最優先は生命、次に機能、美容といった具合です。 骨折にはさまざまなケースがあり、生命・機能・美容すべてにかかわってきます。 生命を脅かす重大な骨折としては、脊椎(せきつい)や骨盤の骨折などがあります。これらに対しては、骨折そのものの治療に先だって神経のまひによる呼吸の障害や、大量出血への対応が必要となります。 手や足の骨折では、機能や美容が障害されます。骨の変形だけでなく、周辺の神経や血管が傷ついていることもあります。骨折自体の治療とともに場合によってはこれらの修復も必要となります。 最近では、普通のレントゲンでは判らなかった骨折や複雑な形態の骨折も、CTスキャンを使ってより細かく調べることや、三次元の画像を作っていろいろな角度から診ることができるようになってきました。 骨折の場所や折れ方、周辺組織の損傷程度に応じてより適切な処置ができるようになっています。 骨折治療では命を救うだけでなく、機能・美容にも最大限配慮した治療がなされています。

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