いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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救急車の適正利用を

 救急車の要請件数は年々増加傾向で、十年前と比べ一・五倍以上になっています。ところが、救急隊員の数はほとんど変わらず、受け入れる病院にあっては、ここ数年の医師不足から、むしろパワーダウンしているところが多くなっています。 これは全国的な、特に地方都市で顕著な傾向で、本市も例外ではありません。救急医療の需要と供給のバランスが崩れてしまっているのです。救急車が現場に着くまでの時間が延び、さらに搬送先がなかなか決まらない事態が発生しています。急を要するけがや病気では、迷わず一一九番通報することはもちろん重要なことです。ただ、近年の救急要請の約半数近くは、軽症患者で占められていることが多くの統計から明らかになっています。 市民の方が、急を要するか否か判断に悩んで救急要請をして、結果的に軽症であった、というケースが有りうることは十分理解できます。可能であれば、かかりつけ医などに相談できればなお良いと思います。しかし明らかに緊急性がないのに、救急車をタクシー代わりに要請される方がいるのも事実です。本当に救急車が必要な方への対応が遅れてしまう可能性があります。いま一度、救急車の適正利用に理解と協力をお願いします。

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