いわき市医師会からの健康情報(広報いわきに掲載されたものです。)

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在宅医療で遭遇する皮膚疾患について

 在宅療養する患者さんに、褥(じょく)創(そう)(いわゆる「床ずれ」)が発生することがあります。褥創は予防が第一で、その基本は一定の場所に圧力が長くかからないようにすること(除圧)です。  在宅では、介護者の睡眠中は患者さんの体の向きを変えたりできないので、エアマットなどの除圧器具を適切に用いることが必要です。  特に注意が必要なのは、90歳以上の高齢者、認知症末期の方、栄養状態が良好でない方などです。褥創の治療は、その深達度(障害のおよぶ深さ)によって異なります。褥創が深い部位に及ぶと、感染を伴い全身状態を悪化させる場合もありますので、早期に発見し治療することが大事です。  次に、「おむつかぶれ」ですが、寝たきりの患者さんで、下痢便や軟便が肛門周辺に付着する方に多く発症します。  まず、排便コントロールを行い、排便後すぐにおむつを交換し、ぬるま湯で洗浄するなどして肛門周囲を清潔にすることが重要です。医師の処方した軟こうなどを塗ります。 その他、さまざまな発疹(ほっしん)が出ることがあります。訪問入浴などを利用し、皮膚を清潔に保つとともに、早めに治療を受けるようにしましょう。

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